学生でも借りられる！「銀行カードローン」と「消費者金融」の基本をおさらい

当サイト内で紹介する商品やサービスの一部には広告が含まれています。

学生をターゲットにしたキャッシングサービスが増えてます

元気の良い学生たち「学生ローン」とは、一般に学生を対象（お客）にしたキャッシングサービスのことです。「サラ金（サラリーマン金融）」、「消費者金融」が、会社員（サラリーマン）や、一般の消費者＝社会人が対象のように、「学生ローン」は学生をターゲット＝客層にしています。

しかし別に「学生ローン」でなくても、学生をターゲットにしたキャッシングサービスは世の中にはたくさん存在しています。今回は「学生ローン」よりもより安全なキャッシングサービスを提供している銀行カードローンと消費者金融について、その違いを含めて解説します。

学生でもキャッシングでお金を借りることはできる？

一般に消費者金融は学生をターゲットにしていません。年収の1/3までしか借りられない総量規制の影響もあり、基本的に収入の低い学生に対しては、貸付を行っていないのです。

しかし、一言で学生といっても、まったく無収入の学生もいれば、アルバイトなどで一般の社会人並みに働いていることもあります。そのため一部の銀行カードローンや消費者金融では個人の返済能力が認められる学生に対して積極的に融資を行っています。こちらはいわゆる「学生ローン」よりも安心で安全です。

安定した収入のある20歳以上の学生が利用できます

契約をしたうえでのキャッシングですから、学生なら誰でも借りられるかというとそうではありません。たとえ「学生」でも20歳以下であれば、基本的には借りられません。これは貸金業法などの法律で決まっているからです。もしも20歳以下に貸し付けすると言う「学生ローン」があれば、ヤミ金では無いかと疑った方が良いと思います。「学生ローン」には中小の業者が多く、安全性が確認されていないところもあるからです。

ヤミ金融の「学生ローン」に気をつけて！しっかり検討して借りましょう！

闇金組織もちろん「学生ローン」の多くはきちんとした優良業者です。しかしキャッシング希望の学生さんは、本当にお金に困っています。そのため融資を受けることができる！となると怪しい金融機関にも飛びつきがちです。しかし後々のトラブルを回避するためにも、貸し主の素性はよく調べてから申し込んだ方が良いでしょう。

高田馬場などの学生街にはヤミ金融まがいの「学生ローン（もどき）」がいまだに存在しています。そのため金利や限度額、サービス以上に、そもそも借入先が安全かどうかをしっかり比較して検討する必要があるのです。

安定した収入があれば、学生でもお金を借りられる！

銀行カードローンや消費者金融キャッシングの利用条件は明快です。法律できちんと縛られているため、無茶は出来ません。審査で問われるのも最終的に個人の返済能力が認められるかどうかです。なので学生でも20歳以上で安定した収入があり、一定の条件をクリアできれば融資可能、という金融機関が増えています。

選択肢は「銀行カードローン」と「消費者金融」

一昔前は、学生に対する融資に積極的ではなかった大手消費者金融も、昨今は学生OKというケースが増えています。これは貸金業法の法改正に伴うグレーゾーン金利の撤廃の影響でしょう。

キャッシングを取り巻く環境が厳しくなったため、むしろ親の保証が期待できる学生の方が、一般の社会人よりも優良顧客として判断されたりするのです。

「消費者金融」は安定した収入があるか否かが審査基準

借り入れ可能な学生は、ほとんどがアルバイトやパートで働いています。働き方次第ですが、アルバイトやパートも立派な職業であり、雇用契約を結んでいる以上、安定した収入を稼いでいると見做される可能性が高いです。そのため親の保証なしでOKというカードローンが多くあります。

「銀行カードローン」は収入とは別の条件がある

銀行のイラスト消費者金融から借り入れするには、総量規制の関係で必ず定期的な収入を得ていなければなりません。しかし銀行カードローンの場合、話は別です。銀行は消費者金融対象の貸金業法には縛られていないからです。そのため学生には特に収入の有無を問わない銀行カードローンも存在します。

その意味では学生にとっては消費者金融よりも銀行カードローンの方が融資を受けやすいとも言えるのです。もちろん安定した収入があるに越したことはありませんが、学生であるか否かに関わらず融資を受けることが可能だったりすることは心に留めておきましょう。以下、学生がキャッシングサービスを利用する上での4つの注意点を指摘しておきます。

学生がお金を借りる場合の【4つの注意点】

注意点①学生には満20歳以上の年齢制限がある

1つめは、年齢制限があることです。ほとんどの金融機関が満20歳以上という年齢制限を設けています。

なぜかというと日本では、民法の規定に基づき未成年への契約行為が認められていません。ですから未成年が単独で契約することはできず、原則として法定代理人（親権者）の同意を得なければ、金銭の借り入れなどの法律行為をすることはできません。

「満20歳以上」でなければ自動で審査落ちすることが多い

また「学生でも融資可能」と記載していない金融機関の場合、上記の年齢制限を満たしていたとしても、自動で審査に落とされることあります。この点も事前確認が必要です。

「満20歳未満」はクレジットカードのキャッシング枠に期待しましょう

しかし満20歳未満でもお金を借りる方法が無いわけではありません。というのもクレジットカードのキャシング枠が認められる場合があるからです。各クレジットカード会社によって、対応が異なりますが、可能性は残っています。収入が安定していれば大丈夫、既婚者であれば大丈夫、など独自基準があるので、申し込み前に条件をしっかり確認しましょう。

注意点②学生は融資可能額が低い

2つめは、融資可能額についてです。消費者金融でも銀行カードローンでも、そしてクレジットカードのキャッシング枠でも、学生はあまり大きな金額を借りることが出来ません。最初の限度額は一般的には10万円ほどと言われています。その理由は学生の年収にあります。

消費者金融は年収の3分の1までしか借りられない

まず消費者金融は、貸金業法の総量規制によって年収の3分の1以上の金額を個人に対して融資することができません。たとえば年収100万円の方は、すべてのローン・キャッシングを合わせて大体30～35万円超えるお金を借入れることはできません。

銀行カードローンは審査基準が厳しめ

銀行カードローンは総量規制の対象外です。そもそも総量規制とは、個人のローン利用者を「借りすぎによる貧困的生活」から保護するためにつくられた貸金業法の法律です。銀行は銀行法によって管理されているため、銀行に申込む場合は年収の縛りはありません。

しかし銀行カードローンの審査基準は消費者金融よりも厳しいのが一般的です。年収などの縛りも消費者金融の基準に準じた形になっているので、高額の借り入れは難しいと見るべきです。申込項目の「融資希望額」に、総量規制以上の金額を記入すると審査に通らない可能性があるので自分の収入と総量規制の関係の注意が必要です。

学生は低額融資が基本になります

学生は年収が低い分、あまり大きな金額を申し込んでも通りません。学生がカードローンに申し込むなら低めで申し込んだ方がよいでしょう。また「お金がないから何となく借りよう」などとだらだら借りるのではなく、どのような目的のためにいくら借りるのか事前にしっかり決めてから借りるようにしましょう。

注意点③早期返済しなければ利息は高額！

3つめは、利息についてです。学生の場合、限度額が低いので上限金利は最高の14.5%～18.0%に近いものになります。単純に学生が借りる場合は金利負担が大きいのです。

そもそも「利息」とは、元金に対して一定の利率をかけて出てくる手数料のことです。「元金」とは実際に借りたローンの金額のこと。そしてこれに掛け合わせる「一定の利率」のことを「金利」と言います。

利息＝元金×金利×借入期間

これが、利息の計算方法です。

利息は借り入れ日数によって大きく変わる

カードローンなどで、いくらの金利（実質年率）でいくら借りたかが分かれば、そのカードローンでどのぐらい利息を払わなければならないのかを計算できます。キャッシングでは、借りた日数だけ利息がかかることになっているので、何日借りるかによって利息の金額は大幅に変動します。

注意点④返済能力を確認しよう！

4つめは、返済能力についてです。学生に限った話ではありませんが、総量規制の範囲内であっても、余裕がある借り入れをしましょう。無理をして返済がきつくなって滞納してしまうケースが多々あります。

始めは軽い気持ちで借りる人が多いのですが、借金を返すためには働かなければなりません。大学生や専門学校生はある程度、時間の融通が利くので、バイトする人も多いと思います。しかし借金返済の為にとバイトを入れすぎるとなると話が変わってきます。

学生の本分は学業。バイト中心では本末転倒です

生活の中心がバイトになってしまい、その為に学業に支障が出て単位を落としたり、就職活動がまともにできずに大学を卒業しても就職先が見つからなかったといった本末転倒の事態が起こりえるのです。奨学金で、毎日働きながら学校へ通っている人もいますので、それを考えればできないこともないとは思いますが、途中で挫折してしまう人がいるのも事実です。