一般的に銀行カードローンは、消費者金融など他の金融機関に比べると審査基準が厳しいと言われています。銀行カードローンは低金利ですので、その金利を維持するためには、踏み倒しのリスクの少ない方を選ぶ必要があるのです。
では、具体的にどのような審査が行われるのでしょうか。
まず、インターネットや郵送などから申し込み、身分証明書と照らし合わせて虚偽がないか確認します。
身分証明書の虚偽については、システムによって判明できるようになっていますが、担当者自らが確認することもあります。
その後、信用情報機関で個人情報を照会し、他社借入状況や過去の遅延事故などをチェックした後、利用者がどのぐらい借入可能か、コンピューターがスコアリングして判断します。
そして担当者が最終確認し、審査終了です。
手順はカードローン会社によって多少変わりますが、内容は大体一緒です。
消費者金融などでは30分~1時間程度でサクサク審査が完了しますが、銀行カードローンはこの審査を慎重に行うため、2営業日以上かかることが一般的であり、土日を挟むと1週間以上かかることもあります。
ただし、銀行カードローンの保証会社が消費者金融の場合、消費者金融が審査をしているわけですから、審査スピードが若干早く、最短即日審査、遅くとも翌営業日に審査が完了することが多いです。急いでいる時にはおすすめですが、審査スピードが早い分、金利が高くなることもあるので注意しましょう。
ちなみに、カードローンの申し込みで審査落ちする原因のほとんどが、申込書の不備と必要書類の虚偽です。
消費者金融の場合は、申込書に記載された年収などが怪しいと思っても、そのまま審査を通してしまうこともありますし、虚偽の書類についても、確信がない限りスルーしてしまうこともあります(偽造書類は犯罪です)。
しかし、銀行ではじっくり審査されるので、虚偽記載、偽造書類などは通用しないと思った方がよいでしょう。
一昔前の銀行カードローンでは、年収400万円以上の会社員じゃないと借入できないことが多かったですが、昨今はフリーターやアルバイト、パート、派遣社員の方でも利用できるカードローンが増えており、年収200万円以上であれば、比較的簡単に審査に通ることが多いです。
とはいえ、年収200万円というボーダーラインは、アルバイトやパートではクリアできないことも多いです。
銀行カードローンは年収不問で申し込むことができますが、大体200万円というのが基準になりますので、配偶者の同意がある場合は、配偶者の収入を合わせて家計収入として申し込んだ方がよい場合もあります。銀行カードローンは金利が低い分、確かな返済能力が求められることは肝に銘じておきましょう。