即日融資銀行をお探しですか?残念ながら現在、個人に即日融資してくれる銀行はありません。ですが楽天銀行なら、最短翌日で借りることができるんです!ただ、漫然と申し込むだけではどうしても時間がかかってしまいます。なるべく早く借りたいという方は、今回の記事で解説する「審査時間を短くする方法」を実践してみてください。
楽天銀行スーパーローンは即日融資不可能!審査時間は最低でも1日~翌営業日通知
結論から行ってしまうと、2019年9月現在、楽天銀行スーパーローンで即日融資を受けるのは不可能となっています。最低でも1日、状況によってはそれ以上の時間がかかります。大抵の場合は数日以内に終わりますが、申込みが殺到している場合などはその限りではありません。
今や即日融資に対応している銀行カードローンは1つもない
「楽天銀行は即日融資に対応していないのか、じゃあ即日融資に対応している他の銀行を探そう……」少々お待ち下さい。実は即日融資に対応していないのは楽天銀行だけではありません。2019年9月現在、即日融資に対応している銀行は1つも存在しないのです。
どうしても即日融資が受けたいのならば、消費者金融に申し込むしかありません(プロミスやアコムなら最短30分で融資が受けられます)が、消費者金融は銀行と比べて金利が高く設定されています。
金利を低く抑えたいならば、多少時間がかかっても銀行カードローンの利用を優先すべきです。楽天銀行スーパーローンは銀行の中では比較的審査が早いので、金利の低さとそれなりの審査速度を両立させたい方には依然としておすすめです。
楽天銀行を始めとするすべての銀行が即日融資を辞めた理由。なぜ審査時間は長いの?
実は2018年1月以前は、即日融資に対応している銀行も少なくありませんでした。楽天銀行も、場合によっては即日審査を行っていました。しかし、2018年1月に全国銀行協会手動の規制強化が実施され、すべての銀行は個人向けの融資を停止しました。
全国銀行協会が規制を強化した目的は大きく2つ。すなわち
- 過剰融資による自己破産者を減らすため
- 反社会的勢力への融資を防ぐため
です。
銀行カードローンは自己破産者増加の原因となっていた
2007年に改正貸金業法が改正され、利息制限法と出資法の金利が揃えられるとともに、総量規制(貸金業者が融資する金額を個人の年収の3分の1以下に抑えなければならないという規制)が施行されました。これにより貸金業者が行う貸付は減少し、自己破産者数は毎年減少していきましたが、2016年、2017年は久々に増加に転じました。
日本弁護士連合会はその理由が総量規制の対象外である銀行カードローンの過剰融資であると指摘し、これをきっかけに銀行カードローンのあり方が問われるようになりました。
年度 | 自己破産者数 |
---|---|
2002年 | 21万4638件 |
2003年 | 24万2357件 |
2004年 | 21万1402件 |
2005年 | 18万4422件 |
2006年 | 16万5932件 |
2007年 | 14万8159件 |
2008年 | 12万9508件 |
2009年 | 12万6265件 |
2010年 | 12万930件 |
2011年 | 100万509件 |
2012年 | 8万2667件 |
2013年 | 7万2049件 |
2014年 | 6万5189件 |
2015年 | 6万3805件 |
2016年 | 6万4637件 |
2017年 | 6万8791件 |
いくら総量規制の対象外とはいえ、いわゆる貸し倒れが起きたら銀行が損失を被るのだからそうそう過剰融資は起こらないのでは?と思われたかもしれませんが、実は仕組み上、たとえ貸し倒れが起きたとしても銀行は原則として損失を被りません。
銀行は保証会社という会社と契約を結んでいます。保証会社とは、銀行の代わりに審査を行い、また万が一債務者が返済できなくなった時に代位弁済(いわゆる建て替え)を行う会社のことです。債務者から見れば「保証人になってくれる会社」です。
アコムやSMBCコンシューマファナイナンスなどの消費者金融、もしくはオリエントコーポレーションなどのクレジットカード会社が保証会社としての役割を果たし値得ます。
この仕組みのもとでは、銀行がお金を貸し出し、申込者がお金を借りますが、審査をするのは銀行ではなくそこから依頼を受けた保証会社です。保証会社は申込者の属性を審査し、また申込者の保証人になり、その見返りとして保証料を受け取ります。万が一債務者が返済できなくなったときには、保証会社が代位弁済を行い、新たな債権者となります。
この仕組のもとでは、理論上銀行が損をすることはありません。債務者が通常通り返済してくれればそれで何の問題もありませんし、万が一返済できなくなったとしても保証会社が代位弁済を行ってくれるからです。
となるとこの仕組みは銀行側に有利すぎて(保証会社にメリットがなさすぎて)そもそも成り立たないように見えますが、実はこの仕組には保証会社にも大きなメリットがあります。保証会社のメイン層である消費者金融は改正貸金業法の施行以降、莫大な過払い金請求と総量規制による貸付総額の低下に苦しんでいました。このように苦しい状況にあった保証会社にとって、保証料は非常に大きな収入源となったのです。
銀行は事実上リスク無しでお金が貸し出せる。保証会社は保証料を得られる、申込者は即日融資が受けられる。この3方全てが得をする(ように見える)仕組みによって銀行の融資総額は膨らみ、その結果カードローンを借りすぎて自己破産する人が増え、その結果規制強化を求める機運が高まったということです。
銀行が反社会的勢力に融資をしていた!?
2013年、日本を代表するメガバンクであるみずほ銀行が反社会的勢力である暴力団に対して融資を行っていたことが明らかになりました。審査を行っていたのはみずほ銀行ではなく保証会社でしたが、実際に融資を行ったのはみずほ銀行自身であること、またそのことを2010年の段階で知っていながら抜本的な解決策を取らなかったことから批判にさらされ、金融庁は2013年に業務改善命令を出すまでに至りました。
この事件が明るみに出たことをきっかけに、今よりももっと反社会的勢力への融資を防ぐための取り組みを行うべきだという機運が高まり、その結果規制が強化されました。
規制強化で何が変わったか?
2018年1月の規制強化により、銀行は以下のような施策を打ち出しました。
- 収入証明書の提出基準の強化
- 融資上限額の見直し
- 銀行カードローン広告の自粛
- 主体的な審査の実施
- 警察庁へのデータベース照会
50万円以上の申込みで収入証明書の提出が必須に
規制強化以前は銀行は200万円~300万円以上の高額な申込みの場合のみ収入証明書(給与明細書や源泉徴収票など)の提出を求めていましたが、規制強化によってその金額が50万円にまで引き下げされました。
融資上限額は年収の3分の1から2分の1へ
銀行には総量規制は導入されませんでいたが、各銀行が自分の判断で融資上限額をその人の年収の3分の1~2分の1程度に抑えるようになりました。また、金融庁が銀行カードローンのモニタリングを行い、必要に応じて改善を促すようになりました。
銀行カードローンの広告の自粛
「誰でも借入可能」「総量規制の対象外」といった、安易な借り入れを招く恐れがある表現を自粛したほか、広告を打つ回数自体も減らされました。
銀行も審査に関与するように
以前は審査の大半を保証会社が担っていましたが、規制強化により銀行も自ら主体的な審査を行うようになりました。いわゆるダブルチェックが行われるようになり、その結果審査には以前よりも時間がかかるようになりました。
警察庁のデータベースアクセスで即日融資は不可能に
銀行は反社会的勢力への融資を抑制するために、審査時に警察庁のデータベースにアクセスするようになりました。反社会的勢力に関する情報はこのデータベース上に登録されており、銀行は預金保険機構という団体を通じて申込者データと警察庁データベースのデータを照会します。これを一次照会といいます。
一次照会でデータと申込者のデータが一致した場合は、各都道府県警察の持つデータが照会されます。これを二次紹介といいます。
一次照会は通常翌営業日に回答がありますが、二次照会は早くても数日、遅いと2週間程度かかります。反社会的勢力と関係ない人でも回答は翌営業日となるため、即日融資はできないのです。
楽天銀行の審査時間はどれくらい?
楽天銀行の審査時間は人によって異なります。最短なら翌日の融資が可能ですが、人によっては2週間以上かかることもあります。では、楽天銀行の審査時間を出来る限り短くするためにはどうすればいいのでしょうか。
属性が良好だと審査時間は短くなる
審査時間を短くしたいのならば、属性には十分気を配りましょう。属性とは年齢や収入、勤務先など、審査の対象となる事象のことです。例えば勤務先が大企業や自治体などの場合、属性が良好だと判断され、審査スピードは早くなります。逆に自営業者の場合は、審査スピードが遅くなるだけでなく、審査に落ちてしまう可能性も高まります。属性は簡単に変えられるものではありませんが、変えられるものについては変えておくべきでしょう。
在籍確認がスムーズにいくと審査時間は短くなる
楽天銀行スーパーローンには(他のカードローンにも)在籍確認という工程があります。在籍確認とは、審査の最終段階で行われるチェックで、申込者が本当に申請した職場で働いているのかを確認する行為です。楽天銀行は職場に電話をかけることによって在籍確認を行っています。
もし電話に出たのが本人ならば、そこで本人確認をして完了となります。本人以外が出た場合でも、在籍が確認できる言葉(例:○○はただ今席を外しております」など)が返ってくれば完了となります。逆に在籍が確認できなかった場合や、そもそも誰も出なかった場合は在籍確認は未完了となり後日やり直しとなるため、融資までの時間が伸びてしまいます。
在籍確認をスムーズに終わらせるコツはいくつかあります。まず、在籍確認に利用する電話番号は、外部に公開されているものを選びます。小さな会社で代表番号のみが公開されているという場合は、代表番号を楽天銀行側に伝えます。
代表番号と部署番号(直通番号)の両方が公開されている場合は、部署番号を伝えたほうがいいでしょう。その方が電話の取次がスムーズに行く可能性が高まります。
また、最近はプライバシー保護の観点から個人宛の電話をつなごうとしない会社もありますので、事前に職場で「今日自分宛ての電話が掛かってくるかもしれない」と伝えておくといいでしょう。カードローンの在籍確認だとバレたくない場合は「クレジットカードの在籍確認の電話が来る」とでも言っておけばOKです。在籍確認についてより深く知りたいという場合は、当サイトの以下の記事も参考にしてください。
銀行カードローンの審査で行われる在籍確認!電話連絡は避けられないの?
土日祝日を避けると審査時間は短くなる
楽天銀行は土日及び祝日には審査業務を行っていません。申し込み自体は受け付けていますが、審査が行われるのは平日のみです。例えば土曜日に申し込んだ場合、審査は翌週の月曜日以降に行われます。また、審査時間は9時~20時であり、20時以降やギリギリに申し込んだ場合は翌営業日に診査が回されてしまいます。審査時間を短くしたい場合は土日祝日は避けて、なるべく早い段階で申し込むと良いでしょう。
混雑する時期を避けると審査時間は短くなる
楽天銀行側の人員には限りがあります。人員に対してあまりにも多くの申し込みがあった場合、審査開始が翌営業日以降にずれ込んでしまうことがままあります。審査が殺到することはそうそうありませんが、多くの人が一時的な資金不足に陥りやすいゴールデンウィーク前、年末年始の前などは少し注意が必要です。この時期用の資金を借りたいという方は、少し早めに申し込んでおくことをおすすめします。
申込内容にミスがあると審査時間が長くなってしまう
楽天銀行スーパーローンを申し込む際には入力フォームに様々な事項を入力しますが、ここで入力ミスが有るとその確認に時間がかかるため、審査時間が長くなってしまいます。
例えば本来は400万円の年収を40万と書いてしまったり、名前(漢字)と名前(フリガナ)が一致していなかったりすると、審査時間がどうしても長くなってしまいます。申込ボタンをクリックする前に、本当に入力ミスがないかきちんと確認しましょう。
なお、うっかりでなく故意に嘘を記載しても、ほとんどのケースでバレてしまうので全く無意味です。仮に万が一バレずに借りられたとしても、後で一括返済を求められることになるかもしれません。申込時にウソを付くのは絶対にやめましょう。
審査結果はどのように返ってくる?
楽天銀行スーパーローンの審査結果は、申込時に入力したメールアドレスに送られてきます。審査の結果に関わらず、仮審査の結果は必ず送られます。仮審査に通過した場合はその旨が記載されており、落ちた場合は「誠に残念ながら今回は貴意に添え難く……」と書いてあります。
仮審査に通過した場合は、本審査が行われます。本審査にも合格した場合は晴れて借り入れとなります。
楽天銀行スーパーローンの融資方法は2種類から選べる
審査に無事合格したら晴れて借り入れとなるわけですが、その方法は2種類あります。
提携ATMでのキャッシング
1つ目は、ローンカードが郵送されるのを待って、提携ATMからキャッシングする、というものです。多少時間はかかりますが、カードローンを使って借りるというわかりやすい仕組みになっています。
振込による入金
2つ目は、インターネットや電話で口座振込を申し込み、指定銀行口座に入金してもらう、というものです。楽天銀行の口座がなくても口座振込できますが、その場合は平日12時までに会員サイトで振込依頼を行う必要があります。
一方、楽天銀行(ネットバンキング)であれば、システムメンテナンスの時間を除いて24時間365日口座振込可能ですので、今後利用していくうえでも口座開設しておくことをおすすめします。
すでに楽天銀行の口座を開設している方や、楽天市場でお買い物をしている方は、楽天銀行スーパーローンの審査で有利に働くことがありますし、楽天銀行スーパーローンへ申し込むと楽天ポイントが貰えますので、楽天グループを利用している方にとって何かとお得なカードです。
楽天銀行スーパーローン即日融資と審査時間まとめ
最後に、今回の記事をおさらいしましょう。
- 楽天銀行スーパーローンでは即日融資不可能
- そもそも現在即日融資に対応している銀行はない
- 銀行カードローンが即日融資を辞めたのは規制が強化されたため
- 規制強化の理由は過剰融資による自己破産と反社会的勢力への融資の防止
- 規制強化により警察庁データベースへのアクセスが必要になり、審査期間が伸びた
- 在籍確認時には外部に公開されている番号を使うと審査時間が短くなる
- 土日祝日を避けると審査時間は短くなる
- 申込内容にミスが有った場合、審査にかかる時間は長くなってしまう
- 借り入れは提携ATMからのキャッシング、もしくは振り込みで行う
楽天銀行スーパーローンは残念ながら即日融資には対応していないものの、総じて使いやすいカードローンです。工夫次第で審査時間をかなり短くすることも可能なので、今回の記事でお教えした「審査時間を短くする方法」を実践してみてください。
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