みずほ銀行カードローンの増額方法|申込手順・審査で見られる点・増額案内の実際
※この記事は2026年10月時点の各社公式サイトの掲載内容や制度をもとにまとめています。個別の商品条件は必ず各社の公式サイトでご確認ください。
みずほ銀行カードローンの増額(利用限度額の引き上げ)は、Webの「カードローンの増額のお申し込み」か、カードローン専用ダイヤル(0120-324-555)から、カードローンを申し込み直す「再申込」の形で行います。みずほ銀行と保証会社が改めて審査し、結果によっては希望どおりに増えないこともあります。
金利は限度額の区分で決まるため、増額で区分が上がると適用金利が下がります。一方で、限度額が200万円以上になると毎月の返済額の計算が変わり、返済期間が延びやすくなります。他社のカードローンを使っている場合は、みずほ銀行カードローンへの切り替えが増額の条件になることもあります。この記事では、手順と、増額の前後で何が変わるかを数字で確認します。
「追加借入」と「増額」の違い
| 項目 | 追加借入 | 増額(増枠) |
|---|---|---|
| 内容 | 今の限度額の範囲で借りる | 限度額そのものを引き上げる |
| 手続き | 不要。ATMや振替ですぐ借りられる | 再申込と審査が必要 |
| 金利 | 変わらない | 区分が上がれば下がる |
| 毎月の返済額 | 残高に応じて増える | 限度額200万円以上になると計算方法が変わる |
たとえば限度額50万円で20万円を借りている人は、残りの30万円を手続きなしで借りられます。増額を考えるのは、50万円を超える資金が必要になったときか、金利の区分を下げたいときです。
増額の申込手順
- 今の契約を確認する:限度額、借入残高、適用金利、直近の返済に遅れがないかを確認する。
- 登録情報を最新にする:転職・転居・年収の変化があれば、申込の際に正しく入力する。契約時の情報のまま申し込むと、書類との食い違いで審査が止まる。
- 申し込む:Webはカードローンページの「カードローンの増額のお申し込み」から。電話はカードローン専用ダイヤル(0120-324-555)で音声ガイダンスの「1#」を選ぶ。受付は平日9:00〜18:00で、土日祝と12/31〜1/3は休み。
- 収入証明書類を出す:増額後の限度額が50万円を超える場合は、源泉徴収票や確定申告書などが必要。
- 審査を受ける:みずほ銀行と保証会社(オリエントコーポレーションまたはアイフル)が審査する。申込内容の確認のため、本人や勤務先に電話をすることがあり、連絡が取れないと申込を取り下げる場合がある。
- 他社カードローンの扱いを決める:他社のカードローンを利用している場合、みずほ銀行カードローンへ切り替えないと増額できないことがある。切り替えるなら、増額分で他社を完済する計画を立てる。
- 結果を受け取る:承認されると新しい限度額と、その区分の金利が適用される。
限度額と金利の関係|増額で利息はどれだけ変わるか
| 利用限度額 | 金利(年、2026年7月8日現在) |
|---|---|
| 10万円以上100万円未満 | 14.0% |
| 100万円以上200万円未満 | 12.7% |
| 200万円以上300万円未満 | 9.7% |
| 300万円以上400万円未満 | 7.7% |
| 400万円以上500万円未満 | 6.7% |
| 500万円以上600万円未満 | 5.7% |
| 600万円以上800万円未満 | 4.7% |
| 800万円 | 2.0% |
金利は変動金利で、みずほ銀行の住宅ローンを利用している人はさらに年0.5%引き下げられます。同じ残高50万円を1年間借りた場合の利息の目安は次のとおりです。
| 限度額 | 適用金利 | 残高50万円の1年間の利息(目安) |
|---|---|---|
| 50万円(増額前) | 14.0% | 約7万円 |
| 100万円に増額 | 12.7% | 約6万3,500円 |
| 200万円に増額 | 9.7% | 約4万8,500円 |
※残高が1年間変わらないと仮定した単純計算。
借りる額を増やさなくても、限度額の区分が上がるだけで利息は減ります。「金利を下げるための増額」が意味を持つのはこのためです。ただし、空いた枠を使って残高が増えれば、金利が下がった効果はすぐに打ち消されます。
限度額200万円以上で返済額の計算が変わる
毎月10日に口座から引き落とされる返済額は、通常は残高10万円ごとに2,000円です(残高10万円以下で2,000円、100万円以下で2万円)。2012年7月31日以降の契約・変更で限度額が200万円以上の場合は、残高20万円ごとに2,000円の計算になり、同じ残高でも返済額がおよそ半分になります。
| 残高100万円のケース | 最初の月の返済額 | 1年後の残高(約定返済のみ) | 毎月2万円を続けた場合 |
|---|---|---|---|
| 限度額150万円(12.7%) | 20,000円 | 約88万2,000円 | 約72か月・利息約43万1,000円 |
| 限度額200万円に増額(9.7%) | 10,000円 | 約97万6,000円 | 約65か月・利息約28万6,000円 |
※追加借入なし、月利を年利÷12とした概算。約定返済額は残高が減るにつれて下がります。
増額で金利は12.7%から9.7%に下がりますが、約定返済額だけを払うと、1年たっても残高はほとんど減りません。増額後も返済額を2万円に据え置けば、完済は7か月ほど早まり、利息は約14万5,000円少なくなる計算です。増額を申し込むなら、増額後の毎月の返済額を自分で決めておくことが前提になります。
ケースで比べる|増額するか、他社で借りるか
限度額50万円で残高40万円の人が、さらに30万円必要になったケースで、2つの方法を比べます。
| 方法 | 借入の内訳 | 1年間の利息の目安 | 手続きの負担 |
|---|---|---|---|
| みずほ銀行で限度額100万円に増額 | 70万円を年12.7% | 約8万8,900円 | 再申込と審査。限度額50万円超なので収入証明書類が必要 |
| 増額せず消費者金融で新たに借りる | みずほ40万円を年14.0%+消費者金融30万円を年18.0% | 約11万円 | 新規の申込と審査。返済日と返済先が2つになる |
※残高が1年間変わらないと仮定した単純計算。
増額が認められれば、借入が1本にまとまるうえ、全体に低い金利が適用されるため、年間で2万円ほど利息が少なくなります。消費者金融は手続きが早い反面、残高30万円にかかる金利が高く、総量規制で年収の3分の1までという上限もあります。急ぎでなければ、まず増額を申し込み、結果を見てから次を考える順番が合理的です。
増額を申し込む前に整えておきたいこと
随時返済で残高を減らしておく
残高50万円(年14.0%)を、残高50万円のときの約定返済額である月1万円で返し続けると、完済まで約76か月・利息約25万5,000円かかります(残高が減るにつれて下がる約定返済額だけを払うと、さらに長くなります)。毎月5,000円を上乗せして1万5,000円にすると、約43か月・利息約13万7,000円です(月利を年利÷12とした概算)。残高が早く減るほど、増額審査では年収に対する借入の割合が下がって見えます。
収入証明書類をそろえる
増額後の限度額が50万円を超えると、源泉徴収票や確定申告書などの提出が必要です。会社員なら直近の源泉徴収票、自営業なら確定申告書の控えを手元に用意しておくと、審査の途中で書類待ちにならずに済みます。
完済した他社の契約を整理する
他社のカードローンを利用していると、みずほ銀行カードローンへの切り替えを求められる場合があります。すでに完済して使っていない契約は解約し、利用中のものは残高と金利を一覧にして、切り替えるかどうかを決めておきます。
増額審査で見られる点
審査基準は公開されていませんが、再申込である以上、次の点は新規申込と同じように確認されます。
- 返済の状況:毎月10日の引落しが残高不足で落ちなかったことがないか
- 年収と勤務先:契約時より年収が下がっていないか、転職直後ではないか
- 他社の借入:件数や金額が増えていないか。延滞はないか
- 直近の申込:他社への申込記録は信用情報に6か月残り、短期間に重なると不利に働く
契約直後は返済の記録がほとんどないため、増額の判断材料が少ない状態です。延滞なく返済を続けた期間がある程度たってから申し込むほうが、結果は安定します。なお、カードローン契約は1年ごとの自動更新で、満70歳以上は原則として更新されません。60代後半の人は、増額よりも完済の時期を先に考えておく必要があります。
契約時から何が変わっていれば増額の根拠になるか
最初の限度額は、申込時点の年収・勤務先・他社借入をもとに決まっています。増額はその判断を上回る理由が必要になるため、契約時からの変化を整理しておくと、申し込むべきかどうかを判断しやすくなります。
| 状況の変化 | 増額審査への影響の方向 |
|---|---|
| 昇給・転職で年収が上がった(同じ勤務先での勤続も長くなった) | プラスに働きやすい |
| 他社の借入を完済し、件数・残高が減った | プラスに働きやすい |
| 契約後、引落しの遅れなく返済を続けている | 判断材料が増える |
| 転職直後、勤務先が変わったばかり | 勤続が短く見られやすい |
| 他社の借入や申込が契約後に増えた | マイナスに働きやすい |
| 年収が下がった、引落しが遅れたことがある | 増額が難しく、限度額の見直しにつながることもある |
プラスの変化が一つもない状態で申し込んでも、契約時と同じ判断になる可能性が高いといえます。変化があったときに、その内容を正確に申告して申し込むのが基本です。
増額が向いている人・控えたほうがよい人
- 向いている:100万円・200万円などの区分の境目に近く、増額で金利が下がる人。借入の目的と完済の時期が決まっている人
- 向いている:他社の借入をみずほ銀行カードローンにまとめ、借入先を1つにしたい人
- 控えたほうがよい:毎月の生活費の不足を埋めるために枠を広げたい人。増額しても不足は毎月続く
- 控えたほうがよい:直近で他社に申し込んだ、返済が遅れたことがある人。時期を空けて状況を整えてからのほうが結果は安定する
増額で起こりうる不利な結果
- 希望額より小さい増額、または増額なし:再審査の結果として、希望に届かないことは珍しくありません。
- 限度額の見直し:年収の減少や他社借入の増加が分かれば、今の限度額が維持されないこともあり得ます。楽天銀行のように、増額審査の結果として減額や利用停止があり得ると明記している銀行もあります。
- 借りすぎ:枠が広がると、返済のために借りる、生活費の不足を埋め続けるといった使い方に流れやすくなります。返済のための増額を考えている段階なら、増額より返済計画の見直しや相談が先です。
ATM画面やハガキでの増額案内について
以前は「みずほ銀行ATMの画面に増額の案内が出る」「ハガキで案内が届く」という情報が広く出回っていました。2026年10月時点で、みずほ銀行が増額の方法として案内しているのはWebと電話での再申込だけで、ATMやハガキによる案内の仕組みは説明されていません。三菱UFJ銀行のバンクイックのように「取引状況に応じて限度額の変更を案内する」と書いている銀行もありますが、みずほ銀行で増額を希望する場合は、案内を待たずに上記の手順で申し込むことになります。
返済の遅れを防ぐ|毎月10日の引落しとATMの手数料
みずほ銀行カードローンの返済は、毎月10日の口座引落しです。ATMで普通預金に入金していても、引落し日に残高が足りなければ返済は遅れた扱いになります。給料日から10日までの間に口座残高を確認する習慣をつけておくと、増額審査で最も重視される返済状況を良好に保てます。
返済が遅れると、遅延損害金がかかるだけでなく、延滞の記録が信用情報に登録されます。さらに規定によっては、残高の一括返済を求められる(期限の利益を失う)ことがあり、その条件は各社の規約で決まっています。増額どころか今の契約を続けられなくなるおそれがあるので、引落し日の前に残高が足りないと分かったら、早めに銀行へ連絡してください。
| ATM | カードローン(貸越部分)の入出金にかかる手数料 |
|---|---|
| みずほ銀行ATM | 平日8:45〜18:00は無料。時間外は110円または220円 |
| イーネット・ローソン銀行・セブン銀行 | 平日8:45〜18:00は110円、それ以外は220円 |
| 共通の上限 | 1万円以下は110円、1万円超は220円まで |
月末時点でカードローンに残高があり、みずほマイレージクラブに入会している人は、翌々月のみずほ銀行ATMの時間外手数料が無料、イーネットATMは月3回まで無料になります。キャッシュカード兼用型のカードは、イオン銀行ATMでは借入・返済ができません。
他行の増額手続きと比べる
| 銀行 | 増額の申込方法 | 知っておきたい点 |
|---|---|---|
| みずほ銀行 | Web、専用ダイヤル 0120-324-555(平日9:00〜18:00) | 再申込の形。他社カードローンの切り替えが必要な場合あり |
| 三菱UFJ銀行 バンクイック | 専用ダイヤル 0120-76-5919(平日9:00〜21:00、土日祝9:00〜17:00) | 取引状況に応じて限度額の変更を案内 |
| 三井住友銀行 | カードローンプラザ 0120-923-923(平日9:00〜18:00) | 電話で受付。審査により10万〜800万円の間で変更 |
| 楽天銀行 | アプリ・Web、電話 0120-730-115 | 入会直後や前回の増額申込から6か月未満は申込不可 |
| ソニー銀行 | Web | 結果まで通常2〜3日。契約満了日の25日前から満了日までは不可 |
土日に電話で相談したい場合はバンクイック、Webで完結させたい場合はみずほ銀行・楽天銀行・ソニー銀行と、窓口の時間や方法には差があります。みずほ銀行の電話受付は平日の日中だけなので、仕事の合間に電話しにくい人はWebから申し込むほうが手間がかかりません。
増額できなかったときの考え方
- まずは今の残高を減らす。毎月10日の約定返済に加え、余裕のある月に随時返済をすると、残高と利息の両方が減る
- 他社の借入を減らす。完済した契約は解約を検討し、借入件数を整理する
- すぐに別の会社へ申し込まない。申込記録が6か月残るため、続けて申し込むほど不利になる
- 他社で新たに借りる場合は、金利が上がることと、返済日・返済先が増えて管理が難しくなることを比べてから判断する
- 返済のための借入が必要な状況なら、日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター(0570-051051)、法テラス(0570-078374)、消費者ホットライン(188)に相談する
よくある質問
Q. 契約してどのくらい経てば増額を申し込めますか
A. みずほ銀行は期間の目安を公表していません。楽天銀行のように「入会や前回の申込から6か月未満は不可」と定めている銀行もあるので、少なくともその程度は延滞なく返済を続けてから申し込むのが一つの目安です。
Q. みずほ銀行で住宅ローンを組むと、カードローンの金利は変わりますか
A. みずほ銀行の住宅ローンを利用している人は、カードローンの金利が年0.5%引き下げられます。増額による区分の変更と合わせると、利息の差はさらに大きくなります。
まとめ
- 増額はWebか専用ダイヤルでの再申込。電話は平日日中のみなので、Webのほうが動きやすい
- 限度額の区分が上がると金利が下がるが、空き枠を使えば効果は消える
- 限度額200万円以上は返済額が半分ほどになるので、返済額を自分で据え置く
- 申し込む前に、毎月10日の引落しを遅れなく続けているかを見直す
- 増額できなければ、他社への申込を重ねる前に残高を減らすことを優先する
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