自己破産後の喪明けでも借りられない「成約残し」とは|社内ブラックの仕組みと再開の手順

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公開 2015.06.02

更新 2026.09.18

「成約残し」とは

atamakakaeruyo617

※この記事は2026年9月時点の各社公式サイトの掲載内容や制度をもとにまとめています。個別の商品条件は必ず各社の公式サイトでご確認ください。

「成約残し」とは、債務整理(自己破産・個人再生・任意整理)をした人が、信用情報機関の事故情報が消えた後も、債務整理の対象になった金融機関やそのグループ会社の内部記録(いわゆる社内ブラック)によって審査に通らない状態を指す俗語です。「喪明け(信用情報の事故情報が消える時期)を過ぎたのに借りられない」という相談の多くが、この状態にあたります。

信用情報の記録が消える時期(喪明け)

手続き 記録が残る期間の目安
任意整理 完済から5年程度(CIC・JICC)
個人再生 完済から5年程度(CIC・JICC)、全国銀行個人信用情報センターは手続開始決定から7年程度
自己破産 免責決定から5年程度(CIC・JICC)、全国銀行個人信用情報センターは免責決定から7年程度

この期間を過ぎると、信用情報機関の記録上は事故情報がなくなります。ここから先は「信用情報が白紙に近い状態(スーパーホワイト)」になるため、審査で「過去に何かあったのでは」と見られることはありますが、記録そのものは残っていません。

なぜ喪明けでも借りられないことがあるのか

1. 債務整理の対象になった会社の社内記録

信用情報機関の記録には保存期間がありますが、金融機関が自社の顧客データとして持つ記録には法律上の保存期限がありません。自己破産で債権を回収できなかった会社は、その事実を社内で記録し続けるのが一般的です。これが「成約残し」の正体で、同じ会社への再申込は喪明け後もほぼ通りません。

2. グループ会社・保証会社への波及

社内記録はグループ内で共有されることがあります。たとえばアコムで債務整理をした人は、アコムが保証会社になっている銀行カードローン(三菱UFJ銀行バンクイック、多くの地方銀行のカードローンなど)の審査でも影響を受ける可能性があります。プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス)なら三井住友銀行や北洋銀行スーパーアルカなど、SMBCコンシューマーファイナンスが保証する商品が該当します。

3. 信用情報が白紙であること自体

喪明け直後は、過去数年分のクレジット利用や返済の履歴が一切ない状態になります。審査側からは「30代・40代で利用履歴がまったくない=過去に事故があった可能性」と見られ、慎重に判断されることがあります。

喪明け後に借入を再開するための現実的な手順

  1. 信用情報を自分で開示して、記録が消えているか確認する:CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センターの3機関すべてに開示請求します(各1,000円程度、Webや郵送で可能)
  2. 債務整理の対象になった会社とそのグループ・保証会社を避ける:申し込む先の保証会社が、過去に債務整理した会社と無関係かを確認します
  3. まずクレジットカードやスマホの分割払いで実績を作る:審査の緩やかなカードで少額を使い、遅れなく返す履歴(クレジットヒストリー)を半年〜1年積みます
  4. カードローンは少額から申し込む:希望限度額を必要最小限にし、複数社に同時に申し込まない

避けたほうがよいこと

  • 「ブラックでも借りられる」とうたう業者に申し込む(違法業者の可能性が高い)
  • 短期間に何社も申し込む(申込記録が残り、さらに通りにくくなる)
  • 債務整理の事実を隠して同じ会社に申し込む(社内記録で判明する)
  • 喪明け前に申し込む(記録が残っているうちは通らず、申込記録だけが増える)

よくある質問

Q. 成約残しの記録は何年で消えますか?

A. 金融機関の社内記録に法律上の保存期限はなく、消えないと考えたほうが安全です。その会社とグループ・保証会社を避けて申し込むのが現実的です。

Q. 自分がどの会社の社内ブラックになっているか調べられますか?

A. 社内記録は開示されません。債務整理の対象にした会社と、その保証先をリストにして自分で把握しておくしかありません。

Q. 喪明け後、最初に申し込むなら何がよいですか?

A. 審査に通りやすい流通系や消費者金融系のクレジットカードで少額利用と返済の実績を作るのが一般的です。デビットカードは信用情報に履歴が残らないため、実績作りには向きません。

Q. 喪明け後に住宅ローンは組めますか?

A. 信用情報の記録が消え、その後の実績があれば申込は可能です。ただし債務整理をした銀行やその保証会社は避ける必要があります。

まとめ

  • 成約残しは、信用情報の記録が消えた後も残る金融機関の社内記録による審査落ち
  • 債務整理した会社とそのグループ・保証会社は喪明け後も避ける
  • 喪明けかどうかは3つの信用情報機関に開示請求して確認する
  • 再開はクレジットカードなどで少額の実績を作ってから、少額のカードローンへ

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