配偶者貸付とは|専業主婦が総量規制の例外で借りる条件と、実際に使える選択肢

専業主婦キャッシング講座

公開 2015.04.15

更新 2026.09.18

配偶者貸付とは

専業主婦

※この記事は2026年9月時点の各社公式サイトの掲載内容や制度をもとにまとめています。個別の商品条件は必ず各社の公式サイトでご確認ください。

配偶者貸付とは、本人に収入がない専業主婦(主夫)でも、配偶者の年収と合算して「夫婦の年収の3分の1まで」借りられる貸金業法上の制度です。消費者金融やクレジットカード会社などの貸金業者は、総量規制により本人の年収の3分の1を超える貸付ができません。収入のない専業主婦は「年収の3分の1」がゼロになるため本来は借りられませんが、配偶者貸付はその例外として設けられています。

配偶者貸付を利用するための条件

  • 配偶者の同意があること(配偶者の同意書が必要)
  • 夫婦であることを証明する書類(住民票や戸籍抄本など)を提出すること
  • 配偶者の収入を証明する書類(源泉徴収票など)を提出できること
  • 夫婦の借入合計が、夫婦の年収合計の3分の1以内であること

つまり、配偶者に内緒で利用することはできません。同意書に配偶者の署名が必要で、多くの場合は配偶者の本人確認や収入証明も求められます。

実際に扱っている貸金業者は少ない

配偶者貸付は法律上の制度ですが、これを商品として扱うかどうかは各業者の判断です。大手消費者金融(アコム・プロミス・アイフル・SMBCモビットなど)は配偶者貸付を扱っておらず、本人に収入がない専業主婦は申し込めません。扱っているのは一部の中小消費者金融やクレジット会社に限られ、その場合も配偶者の同意書などの書類が必須です。「専業主婦でも消費者金融で借りられる」という説明を見かけても、実際に申し込める先は限られると考えてください。

専業主婦が借りる現実的な選択肢

1. 銀行カードローン

銀行は貸金業法の対象外なので総量規制がなく、配偶者に安定した収入があれば専業主婦でも申し込める商品があります。ただし2017年以降、多くの銀行が専業主婦への貸付を縮小しており、扱っている銀行でも限度額は30万〜50万円程度に抑えられています。楽天銀行スーパーローン(専業主婦は限度額50万円)、三菱UFJ銀行バンクイック(本人に収入がなく配偶者に収入がある方も申込可)などが例です。配偶者の同意書は原則不要ですが、銀行によって条件が異なります。

2. クレジットカードのキャッシング枠

すでに持っているクレジットカードにキャッシング枠があれば、そこから借りることができます。ただしクレジットカードのキャッシングは貸金業法の対象なので、専業主婦の場合は原則としてキャッシング枠自体が付きにくく、付いていても少額です。

3. 配偶者貸付を扱う中小の貸金業者

配偶者の同意が得られるなら選択肢になりますが、金利は上限の年18%前後になることが多く、配偶者の書類を集める手間もかかります。

配偶者貸付の注意点

  • 配偶者の同意が前提なので「内緒で借りる」目的には使えない
  • 夫婦の借入が合算で管理されるため、配偶者の借入が多いと利用できない
  • 扱う業者が少なく、条件を満たしても審査に通るとは限らない
  • 返済義務は借りた本人にある(配偶者が連帯保証人になるわけではない)

専業主婦がパートを始めた場合

パートやアルバイトで本人に収入があれば、その年収の3分の1までは総量規制の範囲内で通常の申込ができます。年収60万円なら20万円までが上限です。少額であっても本人名義の収入があるほうが、配偶者貸付より選べる金融機関は圧倒的に多くなります。

よくある質問

Q. 配偶者の同意なしで配偶者貸付は使えますか?

A. 使えません。配偶者の同意書と婚姻関係を証明する書類の提出が法律で義務付けられています。

Q. 配偶者貸付で借りたお金の返済義務は誰にありますか?

A. 契約者本人です。配偶者は同意しただけで、保証人になるわけではありません。

Q. 銀行カードローンなら専業主婦でも内緒で借りられますか?

A. 銀行によっては配偶者の同意書が不要な商品もありますが、ローンカードや契約書類の郵送などで知られる可能性はあります。また、扱っていない銀行や限度額を低く設定している銀行が多いです。

Q. 専業主婦の限度額はいくらくらいですか?

A. 銀行カードローンで専業主婦を対象にしている場合、30万〜50万円程度が一般的です。

まとめ

  • 配偶者貸付は総量規制の例外で、配偶者の同意と書類があれば夫婦の年収合計の3分の1まで借りられる
  • 大手消費者金融は扱っておらず、利用できる業者は限られる
  • 専業主婦が借りる現実的な選択肢は、専業主婦を対象にしている銀行カードローン(限度額30万〜50万円程度)
  • 本人にパート収入があれば通常の申込ができ、選択肢が広がる

一緒に読まれている記事一覧

同じカテゴリーの記事一覧