専業主婦はいくらまで借りられる?カードローンの限度額と総量規制の関係

専業主婦キャッシング講座

公開 2014.07.11

更新 2026.10.19

※この記事は2026年10月時点の各社公式サイトの掲載内容や制度をもとにまとめています。個別の商品条件は必ず各社の公式サイトでご確認ください。

本人に収入がない専業主婦(主夫)がカードローンで借りられる上限は、専業主婦向けの限度額を明示している銀行カードローンで50万円までです(楽天銀行スーパーローン・イオン銀行カードローン)。

消費者金融は総量規制により本人の年収の3分の1までしか貸せないため、年収ゼロの専業主婦は申込対象外です。例外の「配偶者貸付」は夫婦の年収合算の3分の1まで借りられる制度ですが、配偶者の同意が必要で、大手では扱われていません。

パートなどで本人に収入があれば、その年収の3分の1までが消費者金融での上限になります。立場ごとの上限を以下で整理します。

立場別の借入上限の目安

立場 消費者金融(貸金業者) 銀行カードローン
専業主婦(本人収入なし) 原則対象外(年収の3分の1=0円) 専業主婦可の商品で50万円まで(楽天銀行・イオン銀行)
専業主婦で配偶者貸付を利用 夫婦の年収合計の3分の1から夫婦の既存借入を引いた額。扱う業者は限られる —
パート・アルバイト主婦(年収90万円の例) 他社分と合わせて30万円まで 総量規制の対象外だが、年収に応じた返済能力の範囲内

総量規制で専業主婦が消費者金融を使えない理由

貸金業法の総量規制は、貸金業者からの借入合計を本人の年収の3分の1までに制限するルールです。住宅ローンや自動車ローン、銀行のローン、クレジットカードのショッピングは対象外ですが、消費者金融のカードローンとクレジットカードのキャッシング枠は対象です。

「年収」は本人のものだけで、配偶者の収入は含まれません。本人の年収がゼロなら借入可能額もゼロになるため、大手消費者金融5社の申込条件はいずれも「本人に安定した収入があること」とされています。

配偶者貸付の計算方法

総量規制の例外として、配偶者の同意を得れば夫婦の年収を合算して3分の1まで借りられる「配偶者貸付」があります。例えば配偶者の年収が450万円で、夫婦ともに貸金業者からの借入がなければ、理論上の上限は150万円です。配偶者がすでに100万円借りていれば、残りは50万円になります。

ただし、配偶者の同意書、婚姻関係を証明する書類(住民票など)、配偶者の収入証明書の提出が必要です。大手5社の公式サイトには配偶者貸付の案内がなく、扱っているのは一部の中小貸金業者です。配偶者に知らせずに使える制度ではありません。

専業主婦可の銀行カードローンの限度額

銀行は総量規制の対象外で、専業主婦を申込対象にするかどうかは商品ごとに決めています。2026年10月時点の公式表記は次のとおりです。

商品 専業主婦の限度額 適用される金利(年) 約定返済額
楽天銀行スーパーローン 50万円まで 14.5%(10万〜100万円未満) 残高10万円以内で月2,000円、30万円以内で5,000円、50万円以内で1万円
イオン銀行カードローン 50万円まで 11.8%〜13.8%(10万〜90万円) 残高3万円以下で月1,000円から(前月末残高に応じて変動)

このほかスルガ銀行カードローンも、配偶者の同意を得れば専業主婦(主夫)が申し込めます。ただし同行は限度額別の金利表を公表しておらず、専業主婦の限度額も示していません。

限度額50万円は「申し込める上限」であり、審査の結果で10万円や20万円になることもあります。旧記事で紹介していたジャパネット銀行(現PayPay銀行)やセブン銀行の条件は、今回の調査で確認していないため掲載していません。

専業主婦は対象外・難しいとされる銀行

三井住友銀行カードローンは公式コラムで「無職・専業主婦(主夫)は申込が難しい」、オリックス銀行カードローンは申込条件で「専業主婦(主夫)を除く」と明記しています。三菱UFJ銀行バンクイック、みずほ銀行、auじぶん銀行、ソニー銀行、ドコモSMTBネット銀行は、専業主婦の可否を公式に明記していません。

50万円以内なら収入証明は不要か

貸金業者は1社で50万円超、または他社を含めて100万円超の貸付をする場合に収入証明書類の提出を求めることが法律で決まっています。銀行には同じ法律は適用されませんが、全国銀行協会の申し合わせを受けて、多くの銀行が50万円超で収入証明を求める運用にしています(三菱UFJ銀行バンクイック・みずほ銀行は50万円超で必要と明記)。

専業主婦の限度額は50万円以内なので、本人の収入証明書は通常不要です。配偶者の収入は申告ベースですが、実際より多く申告すると虚偽申告になります。

パートを始めた場合の上限

本人にパート収入ができると、消費者金融の申込対象になります。上限は年収の3分の1です。

  • 年収60万円 → 貸金業者からの借入合計20万円まで
  • 年収90万円 → 30万円まで
  • 年収120万円 → 40万円まで

この上限には、すでに持っているクレジットカードのキャッシング利用分も含まれます。銀行カードローンの借入は総量規制の計算には入りませんが、銀行側の審査では他社借入として考慮されます。

限度額より「返せる額」で決める

専業主婦の借入は、返済原資が世帯収入です。借りられる上限ではなく、家計から毎月いくら返せるかで借入額を決めてください。最低返済額だけでは完済までが長期化し、利息総額が増えます。楽天銀行・イオン銀行とも公式サイトに返済シミュレーションがあるので、完済までの期間と利息を確認してから申し込むのが基本です。配偶者と相談したうえで申し込むことをおすすめします。

よくある質問

Q. 専業主婦でも100万円借りられる銀行はありますか

A. 2026年10月時点で専業主婦の限度額を示している楽天銀行・イオン銀行は、いずれも50万円が上限です。スルガ銀行は専業主婦も申込可としていますが、限度額は審査で決まり、専業主婦向けの上限額は公表されていません。「専業主婦でも高額可」と広告する業者は違法業者の可能性があるため注意してください。

Q. 夫の年収が高ければ限度額は増えますか

A. 専業主婦の限度額は商品ごとに50万円と定められており、配偶者の年収で上限が変わることはありません。

Q. 増額はできますか

A. 専業主婦枠の上限50万円を超える増額は商品条件上できません。本人に収入ができた場合は、改めて一般の申込条件で審査を受けることになります。

まとめ

  • 本人に収入がない専業主婦は、総量規制により消費者金融の申込対象外
  • 専業主婦可の銀行カードローン(楽天銀行・イオン銀行)の限度額は50万円まで
  • 配偶者貸付は夫婦の年収合算の3分の1まで借りられるが、配偶者の同意と書類が必要で大手では扱いなし
  • パート収入があれば本人の年収の3分の1が消費者金融の上限。借入額は上限ではなく返せる額で決める

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