本当は一番損なリボ払い!リボ地獄に陥らないための注意点と脱出方法!

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クレジットカードのリボ払いはリボ地獄への入り口?

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毎月の返済額を軽くするためにリボ払いに切り替えようと思っている人もいるかもしれません。しかし、それはリボ地獄への入り口というのはご存知でしたか?本当は怖いリボ払いのからくりについて解説します。

そもそもリボ払いが「損」な理由とは?

リボ払いとはリボルビング払いの略称で、クレジットカードの返済方法のひとつです。利用金額にかかわらず毎月の支払い額は一定なので、とくに高額商品を購入する際などは「リボ払いにしておこうかな?」という考えがよぎることもありますよね。しかし、じつはリボ払いは「損」というのはご存知でしたか?

リボ払いは毎月高額の手数料がかかる!

基本的にクレジットカードでは1回払いの場合は手数料が発生しません。しかし、分割払い、リボ払いなど複数回に分けて返済する際には手数料が発生してしまいます。分割払いでは利用金額・支払回数に応じた手数料がかかるので、それほど高額ではない商品を2回払い程度で購入するようなケースではあまり気にしなくてもよいでしょう。

しかし、リボ払いは各月の利用残高に応じて手数料がかかるという設定になっています。月々の返済額こそ少なくなるものの、最初の頃はほぼ手数料だけを支払っていて、肝心の返済が少しも進んでいないという状況にもなりかねないのです。

クレジットカードのリボ払いの金利は高い!

一般的にリボ払いの手数料は金利(実質年率)15.0%です。「リボ払いの手数料が安い」といわれているセゾンカードでさえ14.52%なので大差ありません。毎月の返済額を1万円に設定していた時の、返済率を見てみましょう。

リボ残高 手数料 返済率
50万円 6,250円 37.5%
30万円 3,750円 62.5%
10万円 1,250円 87.5%
1万円 625円 93.75%

このように、リボ払いはクレジットカード会社にとって手数料を長期間にわたって受け取ることができる旨味があります。一方、利用者にとってリボ払いはけっしてお得な返済方法とはいえません。むしろ損をしているといっても過言ではないでしょう。

リボ払いはクレジットカードの付帯特典が魅力的!

クレジットカード会社はリボ払いを選択してくれる利用者が増えるほど儲かることは間違いありません。だからこそ、あの手この手で勧誘してきます。「毎月の支払額を決められるので家計管理がしやすい!」「リボ払いならば年会費が無料!ポイントもたまる!」など、つい契約したくなってしまうものです。

なかには「お得なキャンペーンを利用しようと手続きしたら、自動的にリボ払いに切り替わっていた」というケースも……。リボ払い限定キャンペーンも多いので、うっかり手続きをしないようにしましょう。その他、最近では審査の甘さをアピールしているリボ払い専用クレジットカードなどもあるので注意してください。

リボ払いは危機感を持ちにくい

このようにリボ払いはじつは「損」な返済方法であるにもかかわらず、毎月、銀行口座から引き落とされるのは少額です。その中身がほとんど手数料だったとしても「きちんと返済している」かのような錯覚に陥りやすいところも危険といえるでしょう。

リボ払いでどんどん買い物をしていると、あっという間に利用限度額に到達してしまいます。そこまで使い込んではじめて「リボ地獄に陥っているのでは?」と、気づく人も少なくありません。

リボ地獄に陥らないための3つのポイント

リボ払いも少額利用ならば、あまり損はないでしょう。ちょっとした気の緩みから使い過ぎてしまいリボ地獄に真っ逆さま……ということにならないためには、どんな点に注意すればよいのかまとめました。

リボ払いの残高総額をつねにチェックする

「月々の返済は遅れてないし、問題ないだろう」と、楽観視しているうちに使い過ぎていることも少なくないのがリボ払いです。リボ払いの残高確認はつねに怠らないようにしましょう。

残高確認はWeb明細が便利です。最近はどのクレジットカードでもWeb明細に対応しているので、スマホでこまめにチェックするようにしてみてはいかがでしょうか。

リボ払いの返済額は多めに設定する

リボ払いの月々の支払額は初期設定では低めに設定されていることがほとんどです。「どんなに買い物をしても毎月の支払いが1万円でいいなんてすごい!」と、使い過ぎてしまう前に返済額は可能な限り多めに設定変更するようにしましょう。

リボ払いはじつはカードローンやキャッシングと同じ借金です。お金を前借りして買い物をしているような状態なのです。月々の返済額が少ないということは、返済期間が長引くことを意味します。その結果、大きな利息を支払うのだということを忘れないでください。

リボ払いを日常的に使わない

「リボ地獄に陥るのは派手にお金を使っている人だけ」と、思っていませんか?じつは、食費、生活費、公共料金……などと毎日かかる費用をリボ払いにしていると、あっという間に陥ってしまうのがリボ地獄なのです。

「リボ払いを利用するのは特別な買い物をする時だけ」と、決めるのもひとつの方法といえるでしょう。リボ払いにはたとえ少額でも「塵も積もれば山となる」という怖さが潜んでいることを忘れないでください。

【体験談】リボ地獄からこうして抜け出した!

リボ払いを軽い気持ちで使っているうちにリボ地獄に……というのは、誰にでも起こりうることです。リボ地獄から抜け出した人の体験談を紹介しましょう。

リボ地獄からの脱出は返済あるのみ

古野かりんさん(主婦・25歳)のご主人はDV気味。食費、生活費、公共料金などは古野さんが塾講師のパートで稼いだお金でまかなってきました。しかし、出産後に思うようにパートに出られなくなった古野さん。足りない分をクレジットカードのリボ払いで支払ってきましたが、あっという間に利用限度額に到達してしまいました。

とうとう離婚することになった古野さんですが、子どもと一緒に実家に帰り、塾講師のパートを本格的に再開することに。「リボ地獄から抜け出すにはとにかく返済額を増やすこと」というネット記事を読んだ古野さんは、毎月の返済額が5,000円だったことを猛反省しました。5万円という一見無謀な返済額を設定しましたが、その甲斐あってリボ地獄を脱出できたのです。

リボ地獄からカードローンへ借り換える

小田島ゆりえさん(主婦・24歳)は、主婦仲間でバンド活動をしていましたが、楽器代やスタジオ代をリボ払いしているうちに、いつしか利用限度額を超過してしまいました。リボ地獄に落ちた後ではご主人に相談することもできません。

小田島さんは事務系のアルバイトで少ないながらも収入があったので、幸いカードローンを利用することができました。リボ払いの金利が15%だったのに対して、金利9%というネット銀行系カードローンの審査を通過できたので、支払総額を大幅に軽減されることに!「夫に知られず返済できそう」と、ホッと胸をなでおろす小田島さんです。

ボーナス1回払いでリボ地獄を脱出

高橋まいこさん(会社員・29歳)はいつもファッショナブルで「さすがは独身貴族!」と、先に結婚した同級生たちにうらやましがられていました。しかし、それはリボ払いで高額な衣服やコスメを買ってきたからだったのです。

幸い、高橋さんは電気代、ガス代、携帯電話代などにリボ払いを使っていなかったので、ボーナス一括払いに変更することができました。「支払いを半年先まで延ばして、手数料もゼロにできたのでお得でした!」という高橋さん。大学を中退して働き始めた高橋さんは勤続年数も長く、少なくないボーナスをもらっています。だからこそできた一発逆転ともいえるでしょう。

クレジットカードのリボ払いは損!リボ地獄は1日も早く脱出を!

最後に、今回の記事のおさらいをしましょう。

  • 手数料がかかる・金利が高いなどリボ払いは「損」なところだらけ!
  • リボ払いは危機感なく使い過ぎ、いつの間にかリボ地獄に陥っていることも少なくない。
  • リボ払いは返済総額をつねに把握し、可能な限り返済総額を多めに設定するようにしたい。
  • もしリボ地獄に陥ったら、月々の返済額を増やす、ボーナス一括払いにする、低金利のカードローンに借り換えるなどして脱出!

できれば利用は控えたいリボ払いですが、やむをえず選択することもあるでしょう。一度リボ払いを選ぶと次からも……と、なりがちですが「できるだけ使わない」と、こらえることも大事です。もし、リボ地獄に陥ったとしても脱出する方法はあります。返済額を見直す、カードローンに借り換えるなどして状況を変えていきましょう!

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